不動産売却時に検討したいインスペクションとは?メリットや費用相場も解説

不動産売却時に検討したいインスペクションとは?メリットや費用相場も解説

この記事のハイライト
●不動産のインスペクションとは、専門家による建物の状況調査をいう

●インスペクションをしてから売却すると、早期売却につながりやすい

●インスペクションの費用相場は、一戸建てかマンションかによっても異なる

中古住宅を売却する前に、インスペクションを実施するかどうかで迷う方もいらっしゃるでしょう。
不動産売却時のコストを抑えたいと思う方も多いですが、安心して取引するためにもインスペクションの実施をおすすめします。
この記事では、インスペクションの内容と実施するメリット、費用相場について解説します。
名古屋市昭和区を中心に16区及び名古屋市に隣接するエリアで、不動産売却をご検討中の方はぜひ最後までご覧ください。

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不動産売却前に検討したいインスペクションとは?

不動産売却前に検討したいインスペクションとは?

なかには、インスペクションという言葉を初めて聞いたという方もいらっしゃるでしょう。
インスペクションとは、専門家による建物の状況調査をいいます。
具体的にどのようなことをおこなうのか、インスペクションの概要について確認しておきましょう。

インスペクションの概要

インスペクションは、国が定めた「既存住宅状況調査技術者」の資格を持つ建築士がおこないます。
既存住宅状況調査方法基準に従って第三者の視点から調査するため、信用して任せることができるでしょう。
国土交通省のガイドラインによると、インスペクションは以下の3つに分類されます。

●既存住宅現況検査(一次的インスペクション)
●既存住宅診断(二次的インスペクション)
●性能向上インスペクション


既存住宅現況検査では、主に目視による調査がおこなわれます。
中古住宅の現況を把握する基礎的なインスペクションと考えておくと良いでしょう。
既存住宅診断では、劣化が生じている範囲や不具合が生じている原因などを、破壊検査も含めて調査します。
一方で性能向上インスペクションは、リフォーム実施前におこなうものです。
既存住宅診断と同じく、破壊検査も含めて詳細に不具合の原因などを調査していきます。
インスペクションを実施すると決めたら、早めに不動産会社に相談して、売却活動を開始する前には済ませておくようにしましょう。
そうすれば、インスペクション実施済み物件として売り出せるため、買主が安心して購入しやすくなります。

インスペクションの説明が義務化

2018年4月におこなわれた宅地建物取引業法の改正により、現在はインスペクションに関する「説明」が義務化されています。
インスペクションの認知度を高め実施する方を増やすことで、良質な中古住宅の流通を促進するのが目的です。
具体的には、不動産会社が売主や買主に対して、次の3点を説明しなければなりません。

●インスペクションを実施しているかどうか
●インスペクションを実施した場合の結果の概要
●設計図書等の保存の状況


また、媒介契約書に「インスペクションを実施する者のあっせんに関する事項」を記載することも義務付けられています。
あくまでも「インスペクションに関する説明」が義務なので、インスペクションの実施が必須というわけではありません。
ただし、売買トラブルを避けて安心安全な取引をしたい場合は、インスペクションを実施することをおすすめします。

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不動産売却前にインスペクションをおこなうメリット

不動産売却前にインスペクションをおこなうメリット

ここからは、インスペクションを実施してから不動産を売り出すメリットについて解説します。

早期売却が見込める

中古物件を購入する際、多くの方が建物に欠陥がないかを気にします。
壁紙やフローリングの傷などはリフォームで解決できますが、建物自体に欠陥があると大規模な修繕が必要となるためです。
修繕が必要となれば、買主はすぐに入居することができず、また多額の費用を準備しなければりません。
インスペクションをおこなえば、購入前に建物の状況を把握できるため、買主に安心感を与え、早期売却が期待できます。
実際に、2017年度の「土地・住宅に関する消費者アンケート調査」では、「インスペクションを実施することで早く売却できた」と答えた方が51.8%と半数を超えています。

引き渡し後のトラブル防止になる

インスペクションをおこなってから物件を売り出せば、買主だけでなく売主も安心して取引ができます。
中古物件は設備や内装だけでなく、建物の内部に問題が生じているケースも少なくありません。
シロアリ被害や雨漏りなど、外から見ただけでは判断できないような不具合が発生している可能性もあります。
もし物件を引き渡した後に不具合が見つかった場合、売主が修繕費用を負担しなければなりません。
建物の状況などによっては、買主から契約解除や損害賠償を請求されることもあります。
インスペクションをおこなえば、売却前に物件の状態を把握できるため、買主とのトラブル防止につながるでしょう。
なお、物件に不具合や破損などがあっても、買主が承諾したうえで購入したのであれば、売主が責任を負うことはありません。

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不動産売却前にインスペクションを実施する際の費用

不動産売却前にインスペクションを実施する際の費用

早期売却が期待できるインスペクションですが、実施するとなるといくら必要になるのでしょうか。
ここでは、インスペクションの実施にかかる費用の相場を解説します。

インスペクションの費用相場

インスペクションにかかる費用の相場は、マンションか一戸建てかによって異なります。
一戸建ての場合、面積に応じて異なる金額設定の検査会社が多いようです。
一戸建てでインスペクションを実施する際の費用相場は、以下のとおりです。

●約165平米未満:4.5万円ほど
●約165~250平米未満:5万円ほど
●約250~500平米未満:6.5万円ほど


一方でマンションは、面積によって差を設ける検査会社は少なく、費用相場は5万円ほどです。
ただしこれはあくまでも目安であり、機材を多く用いた詳細診断の場合は10万円を超えることもあります。
また、床下や天井裏に入り込むオプション診断を依頼する場合も、1万5,000円から3万5,000円ほど費用が高くなると考えておきましょう。

費用の内訳

インスペクションにかかる費用には、人件費だけでなく以下のような費用も含まれています。

●交通費
●調査機器の損料
●事務スタッフの事務コスト
●報告書などの作成にかかる事務コスト
●広告宣伝費など


たとえばインスペクションをおこなったあと、調査の結果が記載された報告書を受け取ります。
この報告書を作成するにも、紙代やインク代、郵送費、調査結果を書き記すための人件費などがかかります。
簡易的なものではなく、より詳細な報告書の作成を依頼する場合は、基本料金とは別に費用が発生することも多いです。
具体的には、別途5,000円から1万5,000円ほどの費用がかかると考えておきましょう。
また現地の状況によっては、交通費とは別に駐車場代が発生することもあるため、事前に確認しておくと安心です。

インスペクションの実施にかかる期間

インスペクションは、申し込みから診断まで1週間ほどかかるケースが多いようです。
調査時間は家の広さや診断内容によっても異なりますが、おおよそ2〜3時間かかると考えておきましょう。
天井裏や床下の調査を依頼した場合は、さらに時間を要するため、当日は時間に余裕を持っておく必要があります。
診断結果は基本的にその場で伝えられますが、報告書などは後日郵送となることも少なくありません。
後日郵送となった場合は、現地での診断後どのくらいで書類が到着するかも確認しておくと良いでしょう。

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まとめ

インスペクションを実施すると、買主に安心感を与え早期売却が見込めるというメリットがあります。
また、建物の状況を把握したうえで売り出せるため、売主も安心して取引が進められるでしょう。
実施費用は建物の種類や診断内容によっても異なるので、事前に確認しておくことをおすすめします。
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村田真義

資格:宅地建物取引士 住宅ローンアドバイザー 電気工事士 危険物取扱者

安心して不動産の売買をしてほしいという思いから、積極的に顔を見せて身分を明らかにしています。
しつこい営業はしません。わたしもしつこくされるのが嫌いです。
名古屋市は、住みやすく、美味しいものも多く、働きやすいと、たくさん良いところがあります。
一人でも多くの人に、名古屋の良さを知って欲しい、そして暮らして、働いて定住して欲しいと思っています。

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